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拝啓 忌野清志郎さま

あなたの訃報に接してから、もう1ヶ月近くになりました。
思えば、あなたとの出会いは私が高校3年生のことですから、もう26年も前にさかのぼります。

あの日、私がいつも通り学校にいくと、クラスメイトの一人が困ったように話しかけてきました。
「今日のRC(サクセション)のコンサートなんだけど、○○が急にいけなくなったんだけど、お前行かない?」そう言ってチケットを見せてくれました。
当時、「トランジスタラジオ」や「雨上がりの夜空に」などがヒットしていたRCサクセション、バンドを組んで文化祭などで1、2度演奏したことのあった私は、コンサートがあることは知ってましたが、少ない小遣いの貧乏高校生にとっては、チケットを買ってコンサートを見に行こうとまでは考えていませんでした。
「RCかあ・・・。行きたいけど、今日はチケット代も持ち合わせてないし、親にも何も言ってねえしな・・」
そんな曖昧な態度の私に、クラスメイトは「高校最後の思い出だし、チケット代は今日でなくもいいよ。親には後で電話すればいいじゃん」とたたみかけてきました。
「うーん....」

結局その日の放課後、私はコンサートに行くメンバー数人とともに駅のホームに立っていました。
高校のそばの駅から電車で約1時間、コンサート会場のある街に着くと公衆トイレに入り、学校の近所に住む友人が貸してくれた私服に着替えて家に電話を入れました。
親には事前に何も言ってなかったので、電話の向こうで母親が湯気を上げていたのは言うまでもありません。
家に帰ってから一波乱ありそうだと不安を抱きながら、コンサート会場にはいりましたが、生まれて初めてのロックのライブ、オープニングの迫力に圧倒され、心の中のもやもやした気持ちは一気に吹き飛んでしまいました。
それから終演の幕が下りるまでの約2時間は、清志郎の声に合わせて拳をあげながら体を動かし、一緒に歌い、あっという間の出来事だったように思います。

コンサートが終わって会場の外に出て友人に話しかけると、声が枯れていることに気がつきました。耳はしばらくキンキンしていました。

当時、台風が接近して大雨が降ったりやんだりの天気でしたが、コンサート会場から駅まで向かう道は運良く雨が上がっていて、汗で火照ったからだにすがすがしい夜風を感じながら歩いた記憶があります。
学校の最寄り駅に帰りついた頃はもう時計は10時を回っていて、また酷いどしゃぶりでした。駅から自宅まで自転車で約30分。どうやって帰ろうかと、夢から現実にもどされ途方にくれていると、母親が、親父の仕事用のトラックを運転して迎えに来てくれていました。

清志郎さん、あなたと初めて出会った日のことは、不良少年ではないけれど、何かと親には心配や迷惑をかけていた私の少年時代の思い出のひとつなのです。

大人になって何年もあなたの歌を聴いていませんでしたが、当時のライブアルバムを久しぶりに聴いてみました。ずっと昔の高校生時代の記憶が一瞬にしてよみがえってきました。

清志郎さん、生身のあなたはもうこの世にはいませんが、CDやビデオを通していつでもあなたの歌や姿を感じることができます。高校時代の素敵な思い出をくれたあなたに、感謝します。

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| 日記・ひとりごと | 23:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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